三恵工業所で行う“アルマイト処理”
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アルマイトの注意点
- 1. コーナー部等の皮膜欠損
- アルマイト皮膜は、P.1の模式図の通り縦に成長していきます。その為、鋭角な角、急なR部では、成長する皮膜がたがいに邪魔しあったり、または成長方向にないことで欠損となります。
- 2. 表面のクラック
- アルマイト皮膜とアルミニウム合金では熱膨張率が異なる為、筋状のクラックが表層部に発生しますが、アルマイト皮膜自体はエンジンのピストンにも用いられるほど耐熱性に優れます。
- 3. アルマイト表面の色
- アルマイト処理では、合金成分により固有の自然発色をします。しかし、新規アルマイトと再生アルマイト、材料の熱処理、合金成分、ロット等様々な要因により、発色が異なる、表層部に粒状痕が見られる等の問題があります。